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Jazz への道 その1:中途半端ベース [音楽]

Jazz を弾くための
ちょびっとした取り組みを書き綴っていくこのシリーズ。
豆知識的なちょびっとさでお送りします。
どうぞ。

第一弾の今日は、脱・左手ベースというテーマからひとつ。
「中途半端ベース」です。

Jazz の醍醐味は何と言ってもセッション。
セッションといえば、リズム、ベース、コード、メロディ、
この組み合わせをいろんな楽器でやるわけです。
ピアノの場合、担当はコードとメロディ。

ところが、ソロのピアノはセッションと違い、
当たり前ですが、一人で1曲が完成するように演奏します。
大まかに言うと、左手がベース、右手がメロディ。

そうなんでよすねー。
ソロだと、コードじゃなくてベースなんですねー。

ソロピアノは、曲の種類や難易度によってコードを弾かない時はありますが、
ベースを弾かないことは、まずないんですね。
なので、「左手でベースを弾いていないと落ち着かない病」に
どっぷり感染しています。
でも、この左手がベースパートをやめないと、
セッションへの道はなかなか開けない。
でも、わかっちゃいるけどやっぱり弾いてないと落ち着かない。
というか、そうしないと弾けない。


ならば、左手のベースを「すっぱり」やめることはあきらめて、
「中途半端に」やめよう、という発想です。

具体的に言うと、
音程はベースだけど、リズムだけ右手に合わせるんです。
左手が右手につられちゃうような感じ。

ベースの要素、「低音」「リズム」、のうちの
「リズム」だけ捨てるわけですね。


左手は癖でベースの音を押えようと動いてしまうけど、
もう、それでいいや、と。
それを無理にやめようとしなくていいや、と。
そのかわり、タイミングだけは右手につられてみようと。
そんなやり方です。
結構ハードルが低くてわりとすぐできるようになります。

で、しかも、
これに慣れたら左手のベースの音(和音)を少しずつ増やしていけば、
そのうち、ベースではなくコードになる、と。

うーん、いいね!この、階段を一歩一歩上ってる感じ!
いきなり高跳びは無理って話ですよ。
まずは一歩ずつ!確実性が大事!


さらにもうひとつ。


ピアノソロの場合、音域を広く使うことが多いので、
左手と右手の間隔が何オクターブも離れていることがありがちですが、
そこで、左手を1オクターブ上げて左手と右手の間隔を近づけるようにすると、
左手のベース感がなお薄れて良いです。

極力、右手と左手に一体感を出す意識が大事ですね。
これが、左手がベースを弾いてしまう症候群から抜け出す第一歩。
「ベース感が薄い左手」の感覚をつかむのがコツです。

感覚、
これ大事です。


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