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ピアノの素質 [音楽]

「私に素質なんてないよ~!」

・・・というのは、
いい歳してただの逃げなんじゃないかと、
今頃になって本気で思い始めてきた最近。

ときどきご無沙汰してしまったりするけれど、
やっぱり私は
一生ピアノは弾いていきたい。

なので、
今のうちにちゃんともう一度、
ピアノに向き合っておきたい今日この頃。



素質、といっていいのか分からないが、
私はたぶん、
ピアノに向いた能力や特徴を、
結構持ってる人間だと思う。

まず最初に、手がデカイ。
オクターブ+1音は普通に届くし、頑張ればもう1音いける。
つまり、
「ド(C)」からオクターブ上の「ミ(E)」まで届く。
そして、結構指が回る方。
テクニック的なものは身に付きやすい。

それから、音感とリズム感。
ズバリ、良いです。
「リズムキープ」は苦手だけど、
複雑なリズムを覚えたり、刻んだりするのは得意。
絶対音感もあります。
精度は多少あやしい時あるけど、
単音ならほぼ間違いなく、
大概の曲はその場で音階に直せる。
曲を覚えるのも早い方。
その代わり、
楽譜を読むのはめちゃくちゃ苦手なのだけど、
この、曲を覚える早さと絶対音感のおかげで
譜読みも不自由するほどじゃなかった。

確かに譜面を読むスピードは大変遅いのだが、
手と耳で曲を覚えるタイプならではの特徴のおかげで
一度覚えてしまえばその後、
その曲は結構長いこと覚えていられるし、
忘れても何とか記憶を喚起できる。
何年も前に弾いたっきりの曲とか結構弾けたりする。
最悪、それっぽく弾いて誤魔化せる。


こうやって並べてみると、
なんかすげーじゃん!?
素質、揃ってるね!?
って感じに見えてきたが、
実はそうでもない。
私には一番大事なこの素質が、才能がなかった。



努力する才能。



そもそもピアノが上手くなりたいという気持ちが
結構半端で、欠けていて、
それに向けて一生懸命練習したり、
悔しくて頑張ったり、
そういうことが全然できなかった。

根気も根性もなかったし、
たるんでたのね。

ちょっと練習して弾けない曲は
途端に面白くなくなって、
すぐ投げ出したくなるのが当たり前。
基礎練習なんてクソクラエ。
そんなんじゃ、
「ある程度」は上手くなれても、
そっから先は頭打ちになること、必至。
実際、本当にその通りだった。


私に努力する才能があったなら、
もっとピアノは弾けただろうに。
さっきの素質や能力の数々、勿体ない。
それは嘘じゃないのだろうが、
でも、
私は思う。
この努力する才能が、
実は一番大事。
その一番大事なやつが、私には欠けていたのね。


けど、
その才能は、今からでも伸ばすことができる。
全然、できる。

だから今一度私、
その才能を、能力を、
私は努力して伸ばしてみようと思っている。



努力って実は結構楽しいの。
大人になってから私、
恥ずかしながら、やっと分かった。
この大事さも楽しさも分からなかった私は
本当に子供だったわ。



だから、今からでもそれを伸ばしたいし、
そしたら、それ以外の才能・素質も、
各段に生きてくると思うんだな。
クラシックはもちろん、本当はジャズも、
素質としては向いてるんだと思う。
リズム感、あるんだし。
ジャズ独特のコードだって、
最悪、音をそのまま覚えてコピーすればいい。


ただここに関してはやっぱり、
努力の素質が壁になるかもしれない。
それは、
投げ出しちゃうからではなくて、
クラシックの方に多くそのための時間、労力を、
割きたくなってしまうかもだから。

でも、
そういう壁だったら別にいっか、と、
そんな気もしていたり。

ちょっと欲張りたい気持ちもあるけども、
でも、
一番はジャズ云々じゃなく「ピアノ」を弾いていたいから。
その優先順位の一番は
私の中ではクラシックだから、
それに行く手を阻まれるなら
なんかそれは、いいんです。


一度諦めた夢を、また目指してみようかなー。
最近また、その決意を
ちょっと新たにしています。
今からでも遅くないからね。
頑張れば叶う、そういう夢だから。
だから頑張れ、私!
頑張れ、遅咲き再開花ピアニストの私!!
タグ:ピアノ
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